楽しみたいのにストレスが溜まって疲れてしまう…「家族旅行の心構え」

この時期、各国の学校ではスプリングブレイクに入り、ご家族でご旅行に行かれる方も多いのではないでしょうか?

良く聞かれるのが、「いつも旅先では喧嘩になってしまう」「楽しみたいのにストレスが溜まり疲れる」などの声。少し思い当たる節があるという方もいらっしゃるかもしれません。

これは普段、家に居て生活して居るのとは違い、家族が違う環境、違う時間軸、違う思い、違う動きをするので、当たり前と言えば当たり前なのです。普段の生活は特別な大きな変化がある訳ではありませんし、決まったルーティンをそれぞれがこなして行けば、それで問題が特に起こる訳ではありません。

けれど旅行、旅先と言う事で、そもそも旅行へのそれそれのイメージや思い、考え方も違い、計画などについては話し合ったとしても、そこまで深い話はしていないまま旅行に出ているのではないでしょうか?

普段の生活とは違い、のんびり過ごしたい人、普段より活動的に動きたい人、基本的な生活パターンを変えたくない人、静かに旅したい人も居るでしょう。家族といえど、実はそれぞれに違う思いがあるかもしれませんね。

 

「旅の楽しみは3つある」と言われています。

(1)旅行に行く前の計画の段階での楽しみ。

(2)旅行をして居る間の楽しみ。

(3)帰ってきてから旅を思い出す楽しみです。

(1)と(3)は時間を掛けられますので、是非ご家族とのコミュニケーションを上手に取るように心掛けてみて下さい。

ご夫婦どちらか片方だけの希望ややりたい事、楽しみ方、思いだけで進めずに、お互いの意見や思いをしっかり聞く所から始めてみて下さいね。旅行に行く前から今まで知らなかった相手の部分が見えて来るかもしれませんよ。

そして予定はあくまでも予定ですから、旅行中はお互いに柔軟な心を持って、お互いを思いやり、自分の思う様に相手を動かそうとせず、それぞれの思いや行動を認め、受け入れてみましょう。お互いの意見や思考が合わなければ、旅先で一日は別行動をしてみる、なんて事も良いのではないでしょうか?

多くのカップルが、リタイア後には夫婦で仲良く旅行を楽しみたい!とおっしゃるのですが、常日頃からコミュニケーションを上手に取って行かないと、長年連れ添ったご夫婦でも旅行は難しいものです。

お互いの思いを縛り付けず、認め合う事が大事。そして、「楽しませて貰おう!」と、相手任せにしないこと。自らが「一緒に楽しもう!」と言う姿勢がとても大事に思います。

スプリングブレイクが終わっても、日々の生活の中でも、また次のご旅行の前には、是非試して見て下さいね。

Written by 美子フィッシャー