11歳のアメリカ人クラスメートを3泊4日預かった話【前編】

先日、息子のアメリカ人のクラスメートを3泊4日我が家で預かることになりました。海外で子育てをしていたらスリープオーバー、いわゆるお泊りはよくあると思うのですが、連続3泊は初めてでした。あっという間でしたが、1泊のお泊りとはやはり違いました。感じた事をシェアしてみたいと思います。

 

夫の出張に同行したいから

事の顛末は、1本のメッセージからはじまりました。

そのクラスメートは仮にFくんとしておきます。ある日Fくんママから、「今度夫の2泊のベルリン出張に一緒に行きたいから、その間息子を預かってもらえないかな?」というメッセージが届きました。

Fくんはよくうちに遊びに来ており、泊まったことはなかったけれど、食べ物の好き嫌いも少ない方だし大丈夫かと判断。快く引き受けました。Fくんの家は3人兄妹。去年の夏にオランダに来てから、ママが結構大変そうにしていたので、たまには夫婦水入らずで楽しんでほしいと思いました。

Fくんは3人兄妹の真ん中なのですが、Fくんママは3人の子供をそれぞれ別々の家に預けることにしていました。すごいアイデア!アメリカでは普通なのでしょうか?

 

前日に着替えやパスポートなどを受け取って私は少々責任を感じつつ、いよいよ当日。Fくんは息子と一緒に自転車で帰ってきました。特別なことはしませんでしたが、笑顔で「Welcome!」と迎え入れました。

初日は息子のサッカーがある日でした。しかも通常の4〜6時のトレーニングに加えて、メンタルトレーニングがあり、終了が夜8時。その間二人っきり。ちょうど翌日に学校でBake Sellという焼き菓子を校内で売って寄付をするイベントがあるので、一緒にマフィンを作ることにしました。

会話だけだったらちょっと辛いですが、手を動かしながら共同作業するのは我ながらなかなかいいアイデアでした。マフィンはうまく焼き上がり、一緒に味見していい感じ。

その後ディナータイム。この日のメニューは「白アスパラガスのオランダ風ソース添え」。Fくんは「Good」と言って、完食してくれました。本当はどうだったかよく分かりませんでしたが、とりあえずよかったです。(「おいしかった」と言って大量に残す子もいるし、判断が難しいんです。)

その後一緒にサッカークラブへ息子を迎えに行き、帰宅してあっという間に就寝時間。やはりお泊りだとすぐに寝ません。10時半くらいまでおしゃべりする声が聞こえていましたが、なんとか寝たようです。

寝る前に困ったのは、Fくんが急に「ソファで寝ていい?」と言い出したこと。息子の寝室はダブルベッドなので、そこを準備していたのですが、ソファがいいそう。「え、いいけど、寝にくいよ?」と言いつつ許可。(やはり寝づらかったようで、3泊目はベッドへ移動。)

その翌日、2日目はいい感じでした。昨夜寝るのが遅かったのでなかなか起きないかと思いきや、二人ともスムーズに起床。朝食を食べて、元気に登校していきました。

この日は、学校でランチを食べずにお昼過ぎに終わる日。サッカーがない日なので、ゆっくり遊べます。天気が良かったので、夕食はテラスでバーベキューをしました。

お肉は思ったより食べなかったけれど、日本から買ってきた「鶏たまごのふりかけ」が気に入ったようで、「しょっぱくない?」というくらいたっぷりかけてご飯を食べていました(笑)。お箸にも挑戦。なかなか上手です。

【後編】に続きます。後編は6月7日(金)に公開予定です。

Written by 藤村ローズ