滝とサファリが体験できる、ジンバブエ・ザンビア世界三大瀑布ビクトリアの滝【前編】

「念じれば叶う!」念願のアフリカ大陸へ

皆さん、こんにちは。ブラジル・サンパウロ州に住むMariです。

名所イグアスの滝で、この上ない感動を覚えた私は、世界三大瀑布のうち、まだ行っていないビクトリアの滝へなんとか行けないものか?と画策していました。しかし「念じれば叶う!」その夢は、意外と早く実現しました。

ブラジルで迎える初の長期休暇であるクリスマスホリデー、先住の人達にオススメ場所を訊き回っていると「アフリカ」という意見がチラホラ。南米じゃなくて、アフリカ?中には、2回も行ったというブラジル在住3年目のつわ者も居ました。

調べてみたら、サンパウロから南アフリカのヨハネスブルグまで直行便で飛び、そこからビクトリアの滝のあるジンバブエ・ビクトリアフォールズ空港へ移動できることが分かりました。

思わず世界地図を広げてみると、私のいる南米大陸から、大西洋を渡ればアフリカ大陸はすぐそこ!ヨハネスブルグまでの飛行時間は8時間ちょっと。「意外と近い!」(私の中では飛行時間10時間未満は近い部類に入ります。)

そこを拠点に、隣国ボツワナの国立公園へも日帰り可能。お目当てのビクトリアの滝は、ジンバブエとザンビアの国境にまたがっているので、両側から見るべし!

日本に帰ったらアフリカへ行くこともないだろうし、ここは思い切って!と、気合いの入った家庭内プレゼンを繰り広げ、クリスマスを挟んだ1週間を、ビクトリアフォールズを含む南部アフリカ4カ国(南アフリカ・ジンバブエ・ザンビア・ボツワナ)で過ごすことになりました。

例によって、アフリカ内の移動手段、治安、観光地への入場方法が不安です。

私の場合、ヨハネスブルク空港までの航空券手配は個人で行い、ブラジルの旅行社経由で南アフリカのランドオペレーターを手配しました。

同じようなブラジル在住の日本人が他にも何人かいたらしく、ヨハネスブルグ空港内で現地ガイドと落ち合った時には、10名ちょっとのグループになってました。ここから数日間はグループ行動となります。

ところが、一人参加されていた方が国際線乗り継ぎをしなくてはならないのに外へ出てしまい、早速迷子になりました。その後、何とか全員集合し、ジンバブエへ向けて、再び出発!

 

ジンバブエでアライバルビザを申請。その方法・費用は?

ビクトリアフォールズまでは、約1時間半。機内でやらなくてはならない、大切な事が有ります。それは、ジンバブエ入国の際に必要なビザの申請書類を書くことです。

ジンバブエのビザは、「アライバルビザ」と言って到着時に空港で申請するものです。今回の行程はジンバブエに宿泊して、隣国であるボツワナとザンビアへも行くので、少なくとも3回は出入国する事になります。

ブラジルでの事前情報では、ダブルエントリー(2回有効)とシングルビザを取得するようにとのことでしたが、実は「カザビザ」というマルチエントリーのものがあると分かりました。

ただ、カザビザは在庫が無くなると発行してくれないらしいのです。ビザなのに在庫?

ジンバブエは、ビザ承認をするとパスポートにシールを貼ります。このKaza VISA と印刷されたシールが無くなってしまうと「今日は在庫無し、他のビザを取って下さい」と言われてしまう様です。

ちなみに、カザビザならUS50ドル、ダブルエントリーUS45、シングルビザUS30なので、カザビザを取ることは費用的にも、利用回数でも便利です。

本来なら、到着空港備え付けの申請書に記入して列に並ぶのですが、何せ在庫切れと言われては意味がないので、ガイドはあらかじめ特別ルートで入手した申請書を私達のために用意してくれていました。

「記入漏れのないようにしっかり書いて、到着したら猛ダッシュでイミグレーションへ向かってください」と言う指示通り、私達は走り、無事に全員カザビザをゲットしました。ほっ!

ビクトリアフォールズ空港のロビーでは、強くアフリカを感じさせる衝撃的な野生動物の剥製が私達を出迎えてくれました。

早速、肝心のビクトリアの滝へ!後半へ続きます。

【後編】は2020年2月12日(水)に公開

Written by 岩井真理(ブラジル)