中国は本当にコロナ収束したのか?広州在住者が見る新型コロナの現状

中国は今どうなっている?もうコロナは落ち着いたの?

你好!こんにちは!コロナ最前線(笑)の中国に住んでいるMOKOです。現在広州に来て9ヶ月目になりました。

日本では全国で緊急事態宣言が出され、自粛ムードの方が多いと思います。

その一方、中国はどうなっているの??感染者ゼロなの?もうコロナは落ち着いたの??中国が発表する数字は信用できるの??など疑問に感じている人もいることでしょう。それらの疑問について、私なりに伝えたいと思います。

私は中国の南に位置する広東省の広州に住んでいます。日系企業や日本料理屋さんが多いエリアです。中国は広いので私の情報はごく一部に過ぎません、必ずしもこれが全てではない事をご理解頂いた上で読んでいただきたいと思います。

まずは数字から見る中国の状況です。(Baidu百渡のサイトを参照、4月26日23時10分時点)

感染が確認されている人1,192人、無症状感染者1,000人、感染の疑いのある人12人、重症者51人、中国国外からの感染者1,566人、感染者総累計数 84,338人、累計治癒数78,504人、累計死亡数は4,642人と発表されています。

全体では感染者はゼロではありません。でも、各省に分けてみていくと、新規感染者が0の所も結構あります。(2020年4月26日23時10分時点)

毎日数分おきに更新されるこの情報の他に、各省、各市に分けられ、感染者が出たところは現在地マップで確認ができるようになっています。

このコラムを書きながら発見したのですが、私の住む広東省は感染者の総累計数1,586人と中国国内2位でした。湖北省の68,128人とはずいぶん差はありますが、次に多い地区になっています。

 

コロナは落ち着いているように見える街の風景

私の職場は2月10日から仕事再開で、仕事の行き帰りから街の様子を見ています。

朝の出勤時と仕事帰りは、比較的に都会ということもあり、2ヶ月前に比べると、かなり多くの人が行き交っています。バスや電車通勤していた人は、徒歩、自転車、車通勤に変えた人が多いように感じます。

コロナウイルスが発生してから今までずっと、マスク着用の義務化、外出はなるべく避ける、手洗いの徹底、建物に入る前の体温チェックは変わりません。エレベーター内では、ボタンに直接触らなくていいようにティッシュが備え付けてあります。

マスクもスーパーで買えるようになりました。

日本の家族や友人たちに送れないかと思ったのですが、日本への郵送は費用や規定が日々変わり、配達が不確定ということで個人での配送は残念ながら断念しました。

また外でご飯を食べる人がかなり増え、マスクを着用してランニングをする人も見かけます。その一方で、イライラしている人、仕事が見つからない人、普段見かけることのない人(ホームレス)、心に余裕のない人も見かけます。

コロナウイルスに対する警戒心が少しづつ解かれている中、先週起こった出来事で私の意識も変わりました。

 

数字だけでは分からない現実…

私は週に2回ほどスポーツジムに通っています。ジムも1月後半〜3月末まで営業停止。4月に入って、ようやく営業が解禁になりました。

その日は休日でいつも通り中国茶を飲んでゆっくり過ごし、午後はジムの先生から家の近所でご飯を食べないかとお誘いを受けていました。

準備をしてマンションを出た時でした。目の前に救急車が止まっており、誰かが運ばれていく様子を目撃しました。もしかして、感染者が出たのかな・・・不安になりながらジムの先生との待ち合わせのローカルご飯屋さんに急ぎました。

さっきの出来事をジムの先生に話していると、ご飯屋さんのオーナーさんも私の拙い中国語を聞いて外国人と判断したのか、何人?という質問を切り口に話に加わってきました。

話題に上がったのは、、、、

・お金を貸して欲しいと依頼を受けた。
・店舗の家賃支払いがままならない、お店を開けて少しでも収入を得たいがお客さんの入りがいまいち。閉店する店もあり、不安で仕方がないが頑張るしかない。
・店から徒歩5分の所に感染者が発生した(救急車で運ばれていく様子を私は目撃したので話の辻褄があう。)
・私の住んでいるマンションにも無症状感染者が出たと噂が出ているが、報道やカウントされる対象ではないらしく、本当の情報がわからない。

もしかして、数字は単なる目安でしかないのかもしれないと思いました。

まだまだ感染するリスクはある。やはり身近に起こった出来事がきっかけで自分の身は自分で守るしかないと気付かされました。

付き合い悪いなぁと思われるかもしれないですが、、、また当分の外出は控えることにしました。気が緩むときだからこそ、意思を持って選択していきたいですね!

初めての執筆がコロナネタ、、、、、この状況で中国で生活していることは奇跡に近い!とつくづく自分に言い聞かせてます笑

不安もいっぱいありますが、毎日朝日が昇って夜が来る。このリズムは変わりません、今生きていることに感謝し、コロナが終わった時の未来にワクワクしながら過ごして生きたいと思います!

Written by MOKO(中国)