自分の時間をマネジメントすることで道は開けてくる
事務局：ところで、ゴールドコーストと日本の時差はどのくらいですか？
美香：1時間ですね。日本より1時間早いです。
事務局：時間の話が出てきたので、美香さんの一日の過ごし方を教えてもらってもいいですか？
美香：朝は5時頃には起きます。それから子どもたちが起きるまで、メールの返信や資料作成などの事務仕事をします。だいたい1時間半ほど。そして家族を送り出した後、自分も出勤します。９:30から12:30まで年少・年中さんのクラスがあります。15:30から18:30に年長さん・小学生のクラスがあって、終了後に帰宅といった感じです。
事務局：朝早く起きて、すぐにお仕事をされているんですね！
美香：いったん外に出てしまうと、ゆっくりと座って作業する時間がないので、朝の静かな時間を使って終わらせてしまうようにしています。
事務局：すごい、見習わなければ‥
美香：その代わり、帰宅後は仕事は一切しません。夜は9時台に寝てしまいますし。しっかり寝ないとだめなタイプなんです。睡眠は7時間は必要ですね。
事務局：いやー、健康的で理想的な1日のスケジュールですね！時間の使い方が上手。
美香：以前はそうではなかったんですよ。家庭と仕事を両立するために、タイムマネジメントの方法を確立していったんです。
事務局：誰でも1日に持っているのは24時間。それをどう使うかで成果が違ってくるでしょうね。
美香：全然違いますね。もしタイムマネジメントをしていなかったら、今の状況はなかったと思います。
事務局：美香さんはタイムマネジメントの講座も開催されているんですよね。
美香：はい、周りに「やらなくてはいけないことがたくさんありすぎて何から始めていいか分からない」という人が多かったんですよね。“タイマネ”をすることで自分自身がすごく変わったので、みんなにも知ってほしいなと思って。去年11月からスタートしたのですが、自分の目標が定まり道が開けてきたという声が上がっていて、私もうれしく感じています。
事務局：世界ウーマン読者のために、少しやり方を教えていただいてもよろしいですか？
美香：まず大きな目標を立てることが大切なんです。あまり欲張りすぎず、大きな目標を決めてそれに向かっていくことでやるべきことが見えてきます。それを付箋に細かく書き出していってもらいます。ノートに付箋を貼っていって、達成するとはがしていきます。どんどんはがしていって、付箋が全部なくなるのが目的。月に1回開催し、達成度を確認していきます。
事務局：目標設定、確認作業、修正をすることによって、ぶれずにやるべきことを進めていけるんですね。世界ウーマンのためにぜひオンラインで開催してください！
美香：そうですね。いいかもしれませんね！タイマネはビジネスにも応用できるんです。スタッフとの間でも活用しています。会社が成長していく中でぶれやすくなってしまいがちなんですけど、優先順位を決めて目的を達成していくことが可能になるんです。言い換えれば、タイムマネジメントをすることで道は自ずと拓けてくると言っても過言ではないくらいです。（次ページへつづく）
